■修道生活についてよくあるご質問 (Q&A)
Q1 シスターはどんな人たちなのですか?
A シスターたちは、誓願という特別な方法を通して自分を神さまにささげた人たちです。ですから、ささげてしまった(与えてしまった)以上、本質的にもう自分のものではなく、神さまのものとなります。言ってみれば、シスターの真の所有者は神さまということになります。ですから、シスターたちは、自由意志を持って自覚的に神さまのものとして生きることになります。それが奉献生活(修道生活)の中心です。
Q2 シスターの生活について教えてください。
A シスターたちはこの世界に生きていますので、普通の人たちと同じ条件の中で生きています。衣・食・住、どれも必要ですし、働く必要もあります。ただ、シスターたちの働きは、単にお金を稼ぐ手段ではなく、仕事、労働=使徒職、使命遂行の手段と考えています。
“資格”は社会で働く場合、必要とされる職種もあり、そうでない場合もあります。“資格”は必ずしも奉献生活にとっての必要条件ではありません。ただ、何でも無いよりはあったほうがよいと言うことはいえるでしょう。この生活は不思議なもので、何でもいつか役に立つ生活です。
Q3 祈りと働きについて教えてください。
A シスターたちの普段の一日は、“祈り” と “働き” (使徒職・宣教) で織りなされています。簡単に一日を紹介しましょう。
- 朝の祈り・ミサ:(約一時間)
- 念祷(沈黙の祈り):(一時間)
- 朝食
その後は各自委ねられた使徒職へ - 晩の祈り
- 夕食
このほか、ロザリオの祈り、霊的読書・・・など個人的に都合のよい時間に。
Q4 汚れなきマリア修道会の使命は何ですか?
A 簡単に言えば、“聖母マリアの使命のお手伝い”と言ったらよいでしょうか。マリアの使命は、おん子イエスを人びとにもたらすこと。人びとにイエスを指し示し、イエスに導く方。さらに人びとをもう一人のイエスにまで育てられる方です。そのマリアの使命のお手伝いをすることです。別の表現をとれば、人びとにイエスを紹介し、イエスのもとに導く使命といえるでしょう。その方法は多様であってよいのです。
Q5 国民としての義務はどのように果たすのですか?
A この国の一員である限り、国民としての義務は果たします。ただ、シスターたちは清貧の誓願によって私有財産を持ちません。仕事で得た収入は、会の共有財産となります。税金や保険など国民として必要な経費などはこの共有財産から支払われます。ちょうど一家の主人が働いて得た収入が家族全員の必要のために用いられるのに似ているでしょう。修道会においても会員の働きで得た収入は会員の必要のため、また会員のためばかりでなく、必要としている方がたのためにも用いられます。そのための共有財産なのです。
Q6 入会条件を教えてください。
A ①カトリックの洗礼を受けてから3年を経ていること。(ただし、志願者としての受け入れはそれ以前でも可能です。)
②心身ともに健康であること。
③35歳まで。(ただし、例外はあります。必要なら直接お会いしてご相談しましょう。)